2007/05/20 ぐるぐる伊豆大島(1日目)


前夜、初めての船旅もビールを飲んでご機嫌で就寝…

…セットした目覚ましよりも早く、04:30起床。
船室を出てみると既に夜も白んでいる。
夜明けの大海原を見ようと甲板へ。

あれ、伊豆大島…?

2007/05/20 04:32 かめりあ丸

2007/05/20 04:44 かめりあ丸
そのすぐ後、日が昇ってきた。

船は時間調整のためか、α字型に運動。島影が左舷から右舷、また左舷へ…
時間とともに明るくなり、さらに島にも近づいて、島影がはっきりしてきた。
いよいよ島に上陸だ!

2007/05/20 05:39 かめりあ丸

05:50、警察官立会いのもと岡田港入港。
船からコンテナなんかが降ろされている様子を横目に、
タウンメイトを受け取りにあっちにウロウロ、こっちにウロウロ。

…なんだ、荷役やってる横にいれば良かったのか。


2007/05/20 06:19 岡田港付近
さぁ、伊豆大島だ!
バイオガソリンの上陸第一号じゃ?!

岡田港は島の北側。大島の外周には「大島一周道路」があり、まずはその東側ルートを南へ。
すぐさま大島的名所の一、椿トンネルに。

椿ってこんなにデカくなるの?!

2007/05/20 06:23 都208・椿トンネル

2007/05/20 06:38 三原山登山道路
早朝ということもあって行き交う車なんか皆無です、皆無。
気持ちよく連続するカーブを気持ちよく抜けた先に、三叉路。
このまま一周道路で一周するか、それとも三原山か…。

一瞬の迷いの後、まずは三原山から島の全景を見るべく登山道路へ。
で、右折したら道路上に犬くらいの大きさの茶色い動物発見。一瞬で茂みに隠れてしまったけど、野生化した「キョン(シカの仲間)」でした。写真撮れなかったのが残念。
途中、新火口展望台で三原山に遭遇。

おおっ、あの黒い帯が溶岩跡か!

逆光写真で申し訳ないですが、実物はかなりの迫力。

2007/05/20 06:54 都207

この時間の三原山頂口バス停には人もおらず…。
無人の駐車場にタウンメイトを停め、ここからは徒歩で。


2007/05/20 07:08 三原山
三原山山頂への道は舗装済。また「お鉢」部分にかかるまではさほどの傾斜もないので、ハイキング気分で溶岩の原野を進みます。

そんなところにゴロンと置かれた、コンクリの筒。
なるほど、緊急時はここに逃げ込むのね。
ウグイスの鳴き声が聞こえまくる原野を歩いていると、こんな立て札が。

登り坂?頑張ってください?

2007/05/20 07:12 三原山

2007/05/20 07:12 三原山
うわっ、なんだこの斜度。
舗装こそされているけど、確かに頑張らなきゃだわこりゃ。

水を飲んだっきり何も食べてない体で、朝日の照りつける中を息を切らせて登っていきます。
普段から運動してりゃあなぁ…
でも登り自体の距離はさほどでもなく、10分くらい後には山頂目前。
立て札にある神社も参拝してみましたが…

あんなんでよく焼け残ったな!?

2007/05/20 07:23 三原山山頂

2007/05/20 07:43 三原山山頂
ということで、舗装されていない火山灰の道で「お鉢めぐり」。

火口がすごくデカい。

いや、まさにスケールが違うんですよ。さらにところどころ静かに蒸気も噴出してるし…。
40分ほどこんな道を、シャリンシャリン音を立てながら歩いてました。
スケールの違いに度肝抜かれ通しでした。

2007/05/20 07:48 三原山山頂

2007/05/20 07:56 三原山火口展望台
お鉢めぐりの道からさらに火口に肉薄して、火口展望台。

うわースゲー…。

そんな言葉しか出てきません。結局1時間半くらい山頂付近でウロウロしてました。

帰り、原野部ですれ違ったオジさんに「もう下山?早いねぇ」と声をかけられ…。
えぇ今朝岡田港に入って直行で来ましたから。
三原山を一望する大島温泉ホテルに泊まっていると言うこのオジさん曰く、
昨日は視界ゼロでお鉢の様子もまともに見えなかったとのこと。
今日も多少ガスってるけど、視界は悪くない。日頃の行いですかね(笑)。

さっき登ってきた三原山登山道路を、再び島の東側に出るべく下…

…ってたら、馬がいました。2頭の子馬がまたかわいい。

何でも「与那国馬」なる、日本の在来馬だそうな。サラブレッドより体格は小さく幾分ズングリですが、その分人と仲良く畑で働いてくれそうに見えます。
ってか、武田騎馬軍団なんかもこんな感じの馬に乗ってたんだろうなぁ。

2007/05/20 09:28 都207

2007/05/20 09:30 都207
柵際で呼んでたら、1頭来てくれました。
頭をすり寄せてきたりと人懐っこく、本当にかわいい。頭のてっぺんから背中、お尻までガサガサ撫で回し、ペシペシ叩いて親交を深めました。
その後しばらく私の側から離れませんでした。(´∀`)

四足の馬と戯れて後、再び二輪の馬にまたがって、再び一周道路へ。

一周道路に復帰。
ふと見るとキロポストが。

「都208」とあります。

そういえば都内なんだよなここ。

2007/05/20 09:54 都208

2007/05/20 10:09 裏砂漠
じゃーん!

やって来ました裏砂漠!!

火山灰の具合は予想より締まっていて、ところどころタイヤを取られはしましたが、オフロード初心者+タウンメイトでも結構走れるもんだなぁ、と。
ヤビツから見える島にこんな風景があったなんて…
スケールが違うよ、伊豆大島。

2007/05/20 10:30 裏砂漠

「この先車両進入禁止」の立て札があったため、
20分ほど同じところを何往復かしたのち、一周道路に復帰、然る後に南下を継続。

一周道路は適度なワインディングが続いて、走っていてとても気持ちがいい。


2007/05/20 10:55 都208・筆島
観光名所、筆島。
そのすぐ脇に、例のコンクリ製シェルターが。

タウンメイトを避難させてみました。
意味はないけど。

2007/05/20 10:57 都208・筆島

2007/05/20 11:44 都208・地層切断面
島の東南、『伊豆の踊り子』で有名な波浮港を見下ろす茶屋で朝食にラーメンをいただき、一周道路で西へ。

そしてどーんと現れた観光名所、通称「バウムクーヘン」。
道路上に軽自動車がいるの分かるかな?そんなスケール。
予想より規模が大きくて驚きました。

朝がやたら早かった上にはしゃぎまくったせいで、ちょっと疲れました。
天気が良くて汗をかいたのと、裏砂漠でホコリにまみれたこともあり、温泉に入ることに。

目当ては島の西側・元町港の近くにある露天風呂「浜の湯」…

…でしたが、営業時間が13:00からだったのでその手前の「御神火(ごじんか)温泉」へ。
露天風呂はありませんが、旅のホコリを流すには水着必須の「浜の湯」よりこっちの方がいいかも。

2007/05/20 12:20 御神火温泉

2007/05/20 14:42 御神火スカイライン
さっぱりしたところで、元町〜三原山山頂をつなぐ御神火スカイラインを駆け上がる。
「スカイライン」の名は冠すれども、眺望は今一つ…。
山頂から登山道路を島の東側へ。荒れた舗装路を下ってやってきました、割れ目火口。山腹噴火口ですね。
2007/05/20 14:53 割れ目火口

2007/05/20 14:56 割れ目火口
ここからは飛行場がよく見えます。
周囲の景観も荒々しかったですが、裏砂漠ほどの感動はなく…。

登山道路を空港方面へ下りてみる。
少し下ったところに、林道元町線の入口がありました。
2007/05/20 15:20 都207

2007/05/20 15:22 林道元町(北)線
入口付近はダートでしたが、途中舗装された部分も。荒れもなく、走りやすかったです。

なお、登山道路沿いの入口には「元町線」としか書いてありませんでしたが、途中から「元町(北)線」と表記が変わり、御神火スカイライン経由で「元町(南)線」となりました。
路傍に南線の起点を示す小さな札が立ってました。
2007/05/20 15:30 林道元町(南)線

2007/05/20 15:37 林道元町(南)線
水溜りにヘッドライトを映してみる。
元町(南)線の終点に出たら、林道野増線の入口がありました。なのでそのまま進入。
落ち葉はありましたが、きれいに舗装されている上に道幅もあり、物足りなさが…。

2007/05/20 15:46 林道野増線

2007/05/20 15:55 林道野増線
…と思ってたら急に舗装が荒れ始め、道幅も狭まってきて、そのうち草木を掻き分けるようにして進むはめに。
へこたれずに進んだら、千波崎のあたりの一周道路に出ました。
島の南側・差木地の出光で給油。
リッター174円はさすがの島価格…。

でも日曜にもかからわず無事給油できたので良しとしますか。

2007/05/20 16:09 都208

2007/05/20 16:25 町道奥山線
筆島を越え、島の東部を北上。
途中、「裏砂漠展望台入口」なる看板を見かけ、入ってみる。
ついでに「町道・奥山線」とも書いてありますな。
しばらく登っていったら、「これより先車両乗入れ禁止です」という看板があったので、何も書いてない反対側の細道に突入。ダートの急斜面を下って行…

…つたら、すぐ行き止まりでした。スゴスゴと一周道路まで引き返す。

2007/05/20 16:35 町道奥山線

宿へ向かって東部の一周道路を快走していましたが、
まだ時間あるのでもう一度、裏砂漠へ!


2007/05/20 16:46 都208
「大島大砂漠」バス停。ここから裏砂漠へ突入。
今日はこのあと宿に向かうだけだし、と後輪の空気圧を2.2kPaから1.5kPaへ落としてみたら、タイヤを取られる頻度も減って走りやすくなりました。
喜び勇んで裏砂漠を満喫(笑)。

ただしあんまり遊んでると宿に入るのが遅くなるので、30分ほどで転進。

2007/05/20 16:52 裏砂漠

2007/05/20 18:10 海のふるさと村セントラルロッジ
で、こちらが本日の宿。一周道路から4kmもの専用道路(?)を下りきったところにある、東京都が青少年向けに運営している施設です。
なおビールの自販機もありますが、小銭がないと最寄の集落まで往復50分かけて買いに行く羽目になるのでお気をつけを(笑)。

TVもない二段ベッド3基の6人部屋で一人酒した後、就寝。



一周道路も登山道路も楽しいワインディングだし、林道も初心者向けで丁度良いし、
何より裏砂漠を火山灰巻き上げて走るのは楽しいねぇ!

走行距離:179.9km
06:15岡田港出発→19:00宿着

ぐるぐる伊豆大島(2日目)


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