2007/07/28〜29 超ぐるり、中日本


愛飲しているお茶がなくなったので買い物に。

ついでに超々ロング、1,200kmの道のりに挑戦してみました。
6月はあんまり乗れなかったしね。


2007/07/28 03:30 道の駅はくしゅう
7/28 0時ちょうどに出発、国16→国413→国412と抜けて、国20(甲州街道)を西へひた走ります。

途中、道の駅はくしゅうで一休み。

さて、くだんのお茶…
売っているのは百万石・石川県、金沢市のとあるお茶屋さん。
ということで、最初(?)の目的地は金沢市!
甲州街道を、西へ西へ。

先代のJOGで来たことはあるけど、タウンメイトでの長野入りはお初。
2007/07/28 03:49 国20 山梨・長野県境

超長丁場だし、十分休養を摂ってきたつもりだったけど、
霧&靄の甲州街道に体温を少しずつ奪われ…
道の駅はくしゅうでジャージを着込み、眠気を感じた茅野で「眠々打破」を初投入。

うむ、頑張れる!(笑)


2007/07/28 04:32 諏訪湖
諏訪湖。ようやくちょっと遠くまで来た気分(笑)。
むかし50ccのJOGで来たときより2時間半くらい速い。
さすが二種…。
あっという間に長野は塩尻。

長らくお世話になった国20が終わり、国19に突入。

2007/07/28 05:08 長野県塩尻市・国20終点

2007/07/28 05:26 日本アルプス サラダ街道
いやぁ清々しいねぇ!

早朝の信州を快走。

松本を過ぎて、上高地へと続く国158へ。
宇都宮市&笠間市ナンバーの黄色ナンバーカブと並走しつつ、
ところどころで観光客渋滞のある道を進みます。

ってか、17インチのカブ速い。直線で置いてかれる…。

国158をまっすぐ行けば、やがて安房トンネルにブチ当たります。

が、原付二種では通れません。
ということで、安房峠への道へ突っ込みます。

ってか、トンネルより峠道の方が良いよね(笑)。

2007/07/28 06:11 国158 安房峠入口

2007/07/28 06:24 国158
林の切れ目切れ目で絶景を堪能しつつ、2速主体でとことこ登っていきます。
やって来ました、安房峠。標高1790m。
ここで「名古屋経由・日帰り多治見」以来の岐阜県に突入。

…長野と岐阜って隣接してるんだねぇ。

2007/07/28 06:34 国158 長野・岐阜県境

2007/07/28 06:40 国158
早朝の峠の林間コース(しかも下り)は楽しいなぁ。
岐阜県側を一気に駆け下ります。

安房峠を越え、道は国128→国41へ。
神通川沿いのこの道がまた気持ちいい!

と、快走していたら…。
「迂回せよ」って。orz

2007/07/28 06:50 国41

2007/07/28 06:53 国41
でも迂回区間はごく短く、すぐにルートに復帰できました。

で、写真はその「崩壊」現場。
この道は本当に気持ちいい道でした。朝日を浴びて快走。
タマりません。黙っていてもニヤけてくる。

2007/07/28 07:10 国41

2007/07/28 07:12 国41
山間の道だけど、神通川の造った谷は雄大。
朝ゆえの爽やかさも相まって、最高の気分。
やがて現れた雪国特有の設備、スノーシェッド。

…遠くに来たなぁ。

2007/07/28 07:45 国41

2007/07/28 07:57 国41 岐阜・富山県境
富山県突入。
初北陸。

とうとう来たよ、日本海側!

引き続き国41を、北へ。
道は神通川から離れて行き、少しずつ沿道にも人家が増え、やがて市街地に突入。

富山駅。路電を背景に、一葉。
駅舎を撮ってたら、地元のおっちゃん(?)に話掛けられました。

…おっちゃん、これカブじゃないんだ(汗)。

さて、せっかくだからと富山湾見物へ。

2007/07/28 08:47 富山駅前

2007/07/28 09:06 富県207
富山市街からまっすぐ北上し、富山湾へ至る富県207を快走。
この田園風景がたまりません。
富山湾に到達。

道半ばながら、遠くに来たもんだ。

2007/07/28 09:12 富県207 富山湾

2007/07/28 09:32 道の駅カモンパーク新湊
針路はさらに西へ、石川県へ。
途中、道の駅カモンパーク新湊にて食事。白エビかき揚げ天ぷらうどん、360円なり。んまかったス。
えーと。

言いたいことは分かるんだが…。

2007/07/28 09:55 道の駅カモンパーク新湊

能登半島の根元を、西へ。
…日も高くなって暑くなってきたなぁ(汗)


2007/07/28 10:53 国415 富山・石川県境
少しだけ涼しい丘陵地帯にて、石川県突入。

…大学時代以来の石川県ですよ。
小目標、なぎさドライブウェイ。
ご覧の通り、砂浜を走れます。

けど、この時期は波打ち際は海水浴場扱いだし、潮風でヘルメットのシールドがベトベトになっちゃってまともに前見えなくなるし、残念ながら今ひとつ。

…伊豆大島の方が楽(ry

2007/07/28 11:11 なぎさドライブウェイ

2007/07/28 12:19 金沢市内
国159で金沢市内に。
で、目的地であるところのお茶屋さんに到着。

店のおばちゃんと「子どもの頃から20年以上こちらのお茶のお世話になってるんですよ」等と会話を交わしつつ、目的のお茶を購入。

通販?はい、頼めば全国発送してくれると思います。それでも良かったんだけど、一回来てみたかったから(笑)。
金沢といえば、兼六園は外せますまい。

学生の頃来たとき、一緒に来たヤツがここで体調不良で倒れたっけ(汗)

2007/07/28 12:36 兼六園

2007/07/28 14:07 国8
夜通し走ってりゃGPSの電池も心許なくなり…。
100円ショップで単4電池を仕入れつつ、国8を南西へ。
国8→国305にて、福井県突入。

とうとう福井県まで来たか(汗)。

2007/07/28 14:23 国305 石川・福井県境

2007/07/28 14:30 北潟湖
北潟湖湖畔。
ごく短い区間でしたが、ここの高低差のないワインディング、楽しかったです。
サスペンス劇場でお馴染みの観光名所・東尋坊。
日本海の荒波打ち寄せる断崖絶壁は見ごたえあります。

小一時間ウロウロし、貝の串焼きなど味わって後、次へ。

2007/07/28 15:00 東尋坊

2007/07/28 15:52 福県103
九頭竜川右岸の、信号のない道を気持ちよく南下。
だいぶ疲れてきたけど、こういう快走路があるからたまらんのだよなぁ。
福井市内に突入。
さらに南へ。

2007/07/28 16:24 福井市内

海は見えないながらも、国8にて敦賀湾沿いを南下・南下・南下。
JR北陸本線新疋田駅付近で大津(国161)へ…

…と思ったら、その道の伸びる先の山上には黒々とした雨雲が(汗)。
そしてその分岐で警察官が「あっち(長浜方面)行け」と誘導を。

峠の雨量が規制値を越えたでもしたらしく、国161は通行止めに。
「ここまで来たのに」と半ば絶望しつつ、やむなく国8を突き進みます。


2007/07/28 18:11 国8 福井・滋賀県境
動揺しつつ、とうとう近畿地方・滋賀県。
ここで地図を確認…

…おや、少し先の国303を経由して国161に復帰できるじゃん(笑)。
勇んで再出発。
ばばん。琵琶湖!しかも湖西側ですよ。
ようやくと言うべきか、とうとうと言うべきか、こんなところまで来てしまいました。

2007/07/28 18:43 琵琶湖

2007/07/28 19:23 道の駅藤樹の里あどがわ
琵琶湖の見えない国161のバイパス区間を走行中、道の駅があったので食事休憩することに。

ヘルシーな和定食。はっきり言って期待してなかったけど、焼き鯖の炊き込みごはんがかなりの美味でした。

食休みの後、ナンバーを見て話掛けてきた旅行会社のおっちゃんに見送られ、道の駅を出発。

琵琶湖を反時計方向に回るべく、国161をさらに南へ。
日も落ち暗くなると、なぎさドライブウェイで汚れたシールドが視界を乱して疲れる(汗)。

ところでこの国161。やがて湖岸に沿って走るようになるのですが、
湖面にはぼんやり月が映り、さらに正面遠方では花火がぽんぽんと…。

大げさですが、感動的な光景でした。写真のないのが残念極まる…。

琵琶湖を一周しても良かったんですが、その楽しみは別の機会に取っておくことにして(?)琵琶湖大橋を渡ります。

その前に、橋のたもとの道の駅びわ湖大橋・米プラザで潮でベタベタになって見辛くなったシールドを水洗い。

うむ、これで見辛くなくなった。

2007/07/28 20:39 琵琶湖大橋

2007/07/28 22:23 国1 滋賀・三重県境
琵琶湖の東側で天下の東海道(国1)に乗り、これを快走。
そして真っ暗な鈴鹿峠付近にて三重県突入。

さよなら近畿地方、こんばんは中部地方。
その筋の方には有名な(?)、道の駅関宿。
記念に写真撮って速やかに離脱。

2007/07/28 22:39 道の駅関宿

四日市手前で国1から国23に乗り換え、工業地帯のバイパスを激走。

しかし丸一日、およそ800kmを走り詰めで来たので、
さすがに眠気や疲労も耐えがたい程度に。
ついでにおケツの痛みも耐えがたいものに(汗)。
シートにタオルを敷いてみるもあんまり効果が…。

それでも敷かないよりはマシなので、その状態でさらに激走。


2007/07/29 00:32 JR名古屋駅
いつのまにか県境を越え、いつのまにか出発から24時間を経過し、ようやく名古屋へ。

いい加減眠すぎるので、通行人の目も気にせず、シートに跨ったまま10分ほど突っ伏す。

しかし眠れないので(当たり前)、やむなく出発。
名古屋からの道は一度走った道なので、気分は完全に「帰り道」。どんな道なんだろう?というワクワク感もゼロで余計疲れます。
コンビニでスガキヤのカップラーメンを食べたり、眠々打破を投入したり、コンビニの駐車場の隅で小一時間ひっくり返ったり、自分の体をだましだまし進みます。

2007/07/29 03:27 安城市

2007/07/29 03:49 豊橋公会堂
そんな感じなので、進度もまったく上がりません。名古屋からここまで平均25km/h以下。
がんばりたくてもどうしてもがんばれないので、豊橋公会堂の前庭にある芝生に上がりこんで小一時間仮眠。

コンビニ駐車場のアスファルトと違って快適だけど…

やっぱり疲れは取れず。あきらめて白み始めた豊橋を後に。

5時頃、疲労困憊の体で浜松突入。
この日も快晴でしたが、その朝日が疲労を加速…。
信号待ちでウトウトしたり、意識が飛んでふらついたりするようになったので、
ちゃんと眠れるところで休養することにしました。

そんなこんなで5時半、とあるネカフェに到着。
即座にフラットシートの部屋に倒れこむ。おやすみなさい…

おはようございます。
涼しくて静かな部屋で、快適なマットがあるとこんなにも目覚めがいいもんなんですねぇ。

ということで6時間寝て十分回復。おケツの痛みも治まっていい感じ。

全行程を一気に走り抜けられなかったのは残念だけど、命あっての物種、気分も新たに再出発です。

2007/07/29 11:33 中田島砂丘付近

2007/07/29 12:06 磐田市付近
日も高くなり気温も上がってきたので、携行缶のガソリンを使ってしまうことに。

…ちょっとこぼしたのは秘密だ。
バイパスが連続する静岡県内。いくつかのBPは原二不可。
静清BPの一部区間も原二不可です。

下道をのんびり行きます。

2007/07/29 13:23 国1 静岡市葵区

さて、静清BP清水IC手前でのお話。

下道を気分良く走っていたら、お爺さんが運転する紺のセダンが、
右方の高架の橋脚の陰から交差点に突入してきました。
信号はこちらが赤+↑(直進可)、向こうは当然赤です。

上の写真と同じような、対向する一方通行の道が、
高架部分を挟んで配置されているような場所でした。
なので、向こう側の交差点とこちら側の交差点とは「別の交差点」なんですが、
お爺さんはそれを一般的な「ひとつの交差点」と勘違いし、
対面する赤信号に従わず突入してきた、と思われます。

とまぁそんな理屈はさておき、数十m前に車がっ!

迷わずフルブレーキ!
後輪がロックするのが分かります。
いかん!と思いつつも、右足は緩めることを拒否します。

ここで有難かったのが、前ブレーキの甘さ。
その甘さゆえに前輪ロックという最悪の事態を回避でき、転倒は回避。

結局そのお爺さんは、自分が信号無視したことにも、
どてっ腹に二輪車が突っ込んできたことにも気付かないまま、無事通過。
て云うか、気付かずブレーキを踏まなかったからこそ、衝突を回避できた格好に。

文が拙く緊迫感もうまく伝わらないかもですが、
この旅で最大の危機を、私はこうして回避できたのでした…。
ラッキーなんだか、アンラッキーなんだか(汗)。


2007/07/29 13:46 国1 清水IC付近
ごく短い時間のうちに 驚愕→絶望→激怒 と目まぐるしい精神状態の変化を経て、ほっと一息ついたらどっと疲れました(汗)。

ふと見ると、目の前に静岡県民御用達(?)のテン○ンヤが。ありがたい、食事休憩にしよう…。

この日は土用の丑の日だったので、浜名湖産(本当か?)のうなぎのうな重と、「しぞーかおでん」の黒はんぺんをいただきました。

うん、すごく普通…。
浜松でゆっくり眠り、清水でうなぎを食べ、と休養十分なのでまっすぐ帰る気になりません。
なのでお馴染みの明神峠・三国峠を目指…

…しましたが、道を間違えました(汗)。
さらに雨にも降られ、雨装備に転換。

それにしても、荷物をビニールでパッキングし終え、レインウェアを着込んだところで雨が止むのはなぜですか?(汗)

2007/07/28 16:05 駿東郡

2007/07/28 17:17 道の駅どうし
国134で籠坂峠を越え、山中湖畔を走り、道志みちへ突入。
道の駅どうしに辿り着いたところで雨装備を解除。

いや〜、帰ってきたなぁ。


ところがこれで終わりませんでした。
途中死にかけつつも1,200kmを走破したんだなぁ、と感慨無量で走ってたら、
JR相模線の踏切を渡ったところでまた雨が降り出しました(汗)。

そこからは自宅まで30分かからないくらいなので、
「頼む!これ以上激しく降らないでくれ!!」と祈りましたが、
レインウェアを着る間もなく、道路が冠水するほどの豪雨に…。
突然の豪雨に成す術もなく、ズブ濡れになりながら帰宅しました。orz



1,200km・36時間くらいなら仮眠程度で走破できると思ってましたが、現実は厳しいですなぁ。
何はともあれ、ネタ満載で生きて帰ってこられて良かったです(汗)。

トラックデータはこちら。
走行距離:1217.7km
7/28 00:00出発→7/29 19:05帰宅


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