2008/11/04 九州キャンプツーリング(6日目)
〜阿蘇・やまなみ満喫編〜



九州最後の朝を迎えました。5時過ぎに起床。
気温は10℃。もっと冷え込むかと思ってたので、拍子抜け。


2008/11/04 06:13 阿蘇いこいの村オートキャンプ場
朝食の用意をしながら日の出の時間を調べてみたら、06:37。
うむ、見に行ってみるか〜。
日の出がきれいに見えるところなんて事前に調べてません。なので地図をざっと見て、良さ気な仙酔峡へ。
5月になるとミヤマキリシマの花が咲きまくることで有名なところですが、この時期・この時間だと誰もいません。

2008/11/04 06:32 ロープウェイ仙酔峡駅

2008/11/04 06:48 仙酔峡
日の出の時間から10分経ったけど、雲&阿蘇根子(ネコ)岳の陰に隠れて不発。
うーん、残念。
ウシ!肉牛かな?

牧場の真ん中を駆け下って、キャンプ場へ戻ります。

2008/11/04 06:53 小堀牧

2008/11/04 time 阿蘇いこいの村オートキャンプ場
キャンプ場に戻ったら今度はロバ!

ここで飼われてるのかな?歯をゴリゴリ鳴らしながらテントサイトの草を食んでました。草刈り御苦労!(笑)

片づけを終えて出発しようとしたら、
木陰から4歳くらいの男の子の、人懐こい笑顔。

「おはよー!あっちにロバがいるよ」
「ロバー?!」
指さす方へ駆けだす男の子。
「うお〜ロバ!お兄ちゃーん、ロバ〜!!」

その後二人で仲良く、ロバに付かず離れずで見てました。
でも弟くんはけっこう積極的で、お兄ちゃんは怖々だったかな。(^-^)

兄弟に別れを告げ、キャンプ場を出発。
昨日暗闇の中を一気に駆け抜けた阿蘇パノラマラインへ。

ウシだ!牧場だ!阿蘇山だ!!

いや〜景色が見えるっていいなぁ。

2008/11/04 08:48 熊県111(阿蘇パノラマライン)

2008/11/04 08:53 熊県111(阿蘇パノラマライン)
阿蘇市街を見下ろす放牧地で、佇立する馬。

霞んでるのがちょっと残念だけど、雨の心配がないっていうのは気分が晴れ晴れするね!
神様がお米をざらっと積んだという、米塚。

見ての通りの小山ですが、それでも火口がはっきりしていて、いかにも火山って感じです。なかなか可愛いな。

2008/11/04 08:58 熊県111(阿蘇パノラマライン)

2008/11/04 09:09 草千里駐車場
阿蘇の名所、草千里。
駐車場にタウンメイトを止めて、日本っぽくない景色の中へ。
「馬のりば」に来てみました。
何ていう種類の馬だろ?足も太くてガッシリしてて、いかにも丈夫そう。
こうやって横隊組むと迫力あるわ〜。

2008/11/04 09:14 草千里乗馬クラブ

2008/11/04 09:21 草千里
馬には乗らず、徒歩で真ん中にある丘に登ってみました。
霞の向こうに中岳の噴煙が見えます。
足元には、ちらほらとこんな草花が。標高1100mを越え、風も強いだろうに。健気だなぁ。

さくさくと草を踏んで、駐車場へ戻ります。

2008/11/04 09:26 草千里

2008/11/04 09:42 阿蘇山公園道路
中岳の火口を見に、公園道路へ。すると料金所で

「ガスが濃くて火口見えませんけど、行きますか?」

マジか…。
とりあえず駐車場まで来てみたけど、たくさんの観光客や修学旅行の高校生が火口の見えないC・Dゾーンでウロウロ…。
2008/11/04 09:50 阿蘇火山西火口

駐車場で山口ナンバーのハーレー乗りさんと挨拶。
神奈川から来たと言うと呆れてましたが、
何度も阿蘇を訪れているそのハーレーさん曰く
「火口は待ってでも見た方がいいよ。絶対いい」

でもいつ規制が解除されるか分からないので、
とりあえずDゾーンの展望台へ…

「はーい、今からB-2の規制解除しまーす!」


2008/11/04 09:51 阿蘇火山西火口
なにー!何という幸運!

「息を深く吸い込むと危ないから走らないで!」
なんて物騒な警告の中、ワクワクで展望台の最前線へ。

こっ、これは凄い…。何という迫力!何というエメラルドグリーン!!

テンション急上昇で息を飲んだら、ガスもがっつり吸い込んでゲホゲホゲホッ!
いやぁ阿蘇は楽しいな!

ルンルン気分でパノラマラインを南阿蘇へ。

2008/11/04 10:14 熊県111(阿蘇パノラマライン)

ツーリングマップルの阿蘇の拡大ページを見ていると、
南阿蘇に「地獄」の文字が。
地獄って「血の池地獄」とか「海地獄」のアレだよな。
よーし、行ってみよう。


2008/11/04 11:17 阿蘇郡南阿蘇村
道に迷ってパノラマラインを行ったり来たりしたけど、そのうち地獄温泉に続く案内標識を捕捉。細いぐねぐね道を走らされてだんだん不安になってきた頃、パッと林が開けました。細い滝がきれい。
地獄温泉到着…

…でも、どうも雰囲気が思っていたのと違う。
んんん〜?血の池ドコ??

2008/11/04 11:24 地獄温泉

て云うか、それって別府の「地獄」じゃん。

……。

すごすご。


2008/11/04 11:54 阿蘇郡高森町
ごほん。気を取り直して、次へ。
ツーリングマップルにもおすすめルートとして表示されている南阿蘇の広域農道で、東へ。

奥の荒々しい山がネコ(根子岳)、道路上の茶色い点はイタチです。
この道、ホント気持ちいいわ〜。紅葉はきれいだし、背後の阿蘇の山も雄大だし。
文句なしにオススメです。

2008/11/04 11:59 阿蘇郡高森町

2008/11/04 12:13 国265 箱石峠付近
広域農道から国265に出たら、阿蘇の東を北上。
左手に荒々しい阿蘇の風景を眺めつつ、箱石峠越え。

で、峠を越えたらこの絶景。素晴らしい!
喜び勇んでつづら折りを駆け降ります。
国216に乗り換えて阿蘇市街を抜けて、バイクだらけの大観峰にやって来ました。

阿蘇随一の眺めを誇るという名所・大観峰ですが、すっかり霞んじゃってこの有様。うーん、惜しい!
でもまぁ、雰囲気は味わえたかな。

2008/11/04 13:00 大観峰

2008/11/04 13:24 大観峰レストラン
さて。大眺望(の雰囲気)を味わった後は土地の名物をばということで、大観峰にあるレストランで「だご汁定食」。モチみたいな団子の入った味噌汁ですな。
うん、美味美味。
ごはんが済んだら、めちゃめちゃ楽しかった阿蘇ともお別れです。別府18:50発のフェリーに乗るべく、名物・やまなみハイウェイで82km先の別府へ。

天気も良いし、寒くもないし、走るぞ!

2008/11/04 13:49 熊県11(やまなみハイウェイ)

2008/11/04 14:06 大県11 玖珠郡九重町
高原の牧場地帯や瀬の本高原のなだらかな快走路をご機嫌で駆け抜け、打って変って勾配の急なワインディングに化けたやまなみハイウェイで九重連山を一気に駆け上がると、眼下には来し方が。

標高は1100mを越えて風が冷たいけど、ホンットに楽しい道だわ。
ハーレー軍団のしっぽに着いて、紅葉のやまなみハイウェイを快走。
2008/11/04 14:19 大県11 玖珠郡九重町

2008/11/04 14:22 大県11 長者原
やまなみハイウェイの大名物・長者原(ちょうじゃばる)。
阿蘇から走って来たのでこの景色は振り返らないと見えないけど、別府から走って来てこの光景が目に飛び込んできたら、思わずニッコニコしちゃうだろうなぁ。
このストレート!
2008/11/04 14:26 大県11 玖珠郡九重町

2008/11/04 15:12 道の駅ゆふいん
いい天気だけどさすがにちょっと寒くて、道の駅ゆふいんで一休み。レストランでコーヒーを注文したら、オマケで大分名物「やせうま」が付いてきました。
小麦粉でできた団子にきなこがまぶしてあって、お味は素朴そのもの。おいしいねぇ。
やまなみハイウェイもそろそろ終わり、由布岳の裾野を別府市街へ下りて行きます。

阿蘇外輪山、九重連山、由布岳。やまなみハイウェイはその名の通り素晴らしい山の風景に満ち満ちた、極上の快走路でした。

2008/11/04 15:47 大県11 別府市

2008/11/04 16:02 大県11 別府市
ワインディングを下っていて、カーブをぐいっと回ったら、別府の街と湯けむりが目に飛び込んできました。その瞬間、

「ああ、九州ツーリングが終わった!」

と直感的に理解しました。

しかも良く見ると市街の向こうに見える別府湾に帰りの船が浮かんでたりもして、いよいよ「終わっちゃった」感が…。

唐突にやまなみハイウェイが終わって市街地に変わり、
その変化に戸惑いながらやってきたところは…

「地獄」!

そう、数時間前に勘違いしたあの地獄(汗)。

意外と旅人にやさしいんだねぇ。

2008/11/04 16:10 海地獄

2008/11/04 16:16 海地獄
海地獄!

薄い青色の池、あっちこっちでボコボコ沸き出してます。
あ、熱そう。(;・ω・)
海地獄をウロウロしてたら、赤い地獄発見。
血の池地獄もこんな感じかな?これで万が一見られなくても大丈夫だ(笑)。

2008/11/04 16:22 海地獄

別府の地獄は全部で8つあって、入場料はそれぞれ400円。
共通入場券もあるけど時間的にそんなに回れないし、
あとは血の池地獄だけを見ることにして、
せっかくだし別府の温泉を堪能することに。


2008/11/04 16:41 熱の湯温泉
で、やって来ました熱の湯温泉。
鉄輪温泉にある市営の共同浴場で、入浴料も不要!
やまなみハイウェイで冷えた体を温めます。

先客に「お邪魔します」と挨拶して、まずはかけ湯…「あつっ!」

思わず呟いたら、地元のおじいさんと目が合いました。
「熱いッスねぇ」
「熱いかい。ほんなら埋めりゃええ」
「いやいや、いつもこれぐらいなんですよね」
「ええよ、ワシも少し熱い思うとったんじゃ」

そう言ってホースを引き、埋めてくれるおじいさん。
それでも熱くて1分くらいしか入ってられなかったけど、
文字通りの「熱の湯」で体もホッカホカ。
ありがとうございました。

温泉のあとは血の池地獄。
案内によれば「車で5分」とあるのに、細い路地だらけで迷いに迷う(汗)。
で、やっと着いたと思ったら、人の気配なし。

…営業時間、17時まででした。orz

2008/11/04 17:24 血の池地獄

日の出と日の入りが関東より30分遅い九州ですが、
17時半ともなるとだんだん暮れてきました。
フェリーは18:50出港予定、そろそろ別府港へ行かないと。

あーあ、帰りたくないなぁ。


2008/11/04 17:40 別府観光港
とうとう別府観光港に到着。
いろいろ思うことは多いけど、手続きやお土産の仕入れやらで感慨に浸ってる暇はなし。
乗船アナウンスが18時予定とかで、食事してる暇もありません。なのでフェリーターミナルのレストランで弁当を作ってもらいました。
そう言えば大阪南港じゃ小一時間待たされたなぁ。温かいうちに食べたいなぁと思ってたら、案外早く18:20には乗船完了。さっそく弁当展開!

大分名物・とり天!しかもこのボリューム!

醤油ベースの甘辛い下味が付いていて、美味しい。
いや〜ビールが進むなぁ!(笑)

2008/11/04 18:25 さんふらわあ こばると

その後は甲板でビール飲みながら出航の様子を見て、
風呂入ってビール飲んで、就寝。



毎日のように雨に苦しめられましたが、
最終日は幸いにも天候に恵まれました。
そのおかげで阿蘇もやまなみハイウェイも満々喫!
終わり良ければすべて良し、最高の九州最終日でした。

トラックデータはこちら。
走行距離:248.8km
08:40阿蘇いこいの村出発→17:39別府観光港着

九州キャンプツーリング(7日目)


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