2014/04/27 '14GW東北・北海道(2日目)
〜伊達じゃないな!宮城仙台編〜



04:00過ぎ、起床。
湖畔だし冷え込むかなと思ってたけど暖かく眠れました。


2014/04/27 04:22 崎川浜キャンプ場
テントの外に這い出てみると、見事な夜明けの空。
ミラーの下の輝点は明けの明星です。
しばらく眺めていると、穏やかな湖面にその姿を映しながら太陽が昇ってきました。
ちなみに気温は手元の温度計で0℃。風はないので着込んでいれば寒くはありません。

2014/04/27 04:59 崎川浜キャンプ場

2014/04/27 05:04 崎川浜キャンプ場
水鳥たちの超低空飛行。

…まるで水墨画のような光景。いやぁすばらしい。
日の出と共に農家が耕作開始&漁師が舟を出す様子を眺めつつ朝食をとり、撤収準備。
松の木に手伝ってもらってフライ干し。天気も良いので気持ちよく干せます。

2014/04/27 05:57 崎川浜キャンプ場

2014/04/27 07:37 国294 会津若松市
07:20、掃除に来られた管理人をされているらしい近所の方?にお礼を申し上げ、出発。

今日はまず磐梯山ゴールドラインであの磐梯山の裏側へ。
時を同じくして、崎川浜キャンプ場で一緒だった大宮のBMWさんもゴールドラインへ。
道の駅までしばし並走。

2014/04/27 07:45 国49 会津若松市

2014/04/27 08:20 福県64 耶麻郡猪苗代町
ゴールドラインに突入、気持ちのいいワインディングをぐんぐん登攀。

小一時間前に遠目でも見えてた残雪が出てきました。
ゴールドラインの一番上・標高1,100mを超えるようなところになると、残雪のボリュームも結構な感じに。
車高の高めなBMWさんと比べてもらえば、雪の壁の高さが分かっていただけるかと。

BMWさん、帰路もご安全に!

2014/04/27 08:27 福県64 耶麻郡猪苗代町

2014/04/27 08:29 福県64 耶麻郡猪苗代町
道路最高点。

猪苗代湖畔から600m以上登ってきました。
ゴールドラインの次はレークラインからスカイラインへと走っていくのがお約束みたいだけど、その2本は5年前タウンメイト時代に走ったので、残雪に注意しながらそのまま猪苗代湖畔まで下りてきました。
心配していた路面凍結もなく、無事白鳥浜まで下りてこられました。

ということで、コンビニでホットコーヒー休憩。
照明の柱が邪魔だな…。

2014/04/27 09:16 国49 耶麻郡猪苗代町

2014/04/27 09:36 国49 郡山市
猪苗代湖からは東へ。その途中、素晴らしい桜が。

次の目的地もこうであって欲しいな。
国4をまたぎ、東へ。目的地に近づいて参りました……って、Pまで7km?ピークはそんなに混むのか。

つーか、混んでないのはピークじゃないから?

2014/04/27 10:12 福県57 郡山市

2014/04/27 10:14 福県57 郡山市
こんなバス停発見。
画数多いな。

車内アナウンスが大変そう。
「次は斎藤斎藤、斎藤斎藤です。」
続いてこんなリス発見。
地面があったかいのか、車道の真ん中にうずくまって、上を車が通ろうが逃げようとしない。
そのうち轢かれるんではないかと思ったので、カブを止め、ヘルメットかぶったまま&バックパック背負ったまま小走りで路外へ誘導。

ときどきいるんだよなぁ、こういうコ。

2014/04/27 10:20 福県57 田村郡三春町

2014/04/27 10:31 三春滝桜
そしてどどん!日本三大名桜・三春の滝桜!

見事な散りっぷり!!



                    orz
さて、北上再開。
滝桜はすっかり散っちゃってたけど、道中のあちこちに素晴らしい桜。

緩急織り交ぜたワインディングも気持ちいいし、福島の里山の道にちょっと慰められました。

2014/04/27 11:06 福県40 二本松市

2014/04/27 11:12 福県40 二本松市
こんな巨石も。かっか石。
戦国後期に彫られたもののようだけど、よくもまぁこんなにきれいに残ってるもんだ。
国4に復帰、北上続行。

昼が近づくにつれ気温も上昇。
今朝猪苗代湖畔で0℃だったのに、ここは24℃。気温差にヤられそうです…。

2014/04/27 11:25 国4 二本松市

2014/04/27 11:40 道の駅安達
防寒装備のままでは暑すぎるので装備転換と、昼食を兼ねて道の駅で大休止。
ヤキソバを買ったら、試食のヤキソバを付けてくれました(笑)。

実は今日以降のルートはすっごいざっくりとしか組んでないので、午後どこへ行くかマップル広げて休憩ついでにひとり作戦会議。
原発があるから東へは行けないし、北上を続けるとして幕営地をどこにしようか。
とりあえず宮城県に突入。
5年ぶりの県境、変わってませんでした。

でも気温は23℃→28℃と大上昇。
とにかく暑いので、適宜水分を取りながらゆるゆると走行。

2014/04/27 13:17 国4 福島・宮城県境

2014/04/27 14:05 角田宇宙センター
そしてやってきました、角田宇宙センター!

ロケットエンジンの開発拠点で、宮城に来るなら絶対にと思っていたポイント。
これで「宇宙センター」と名の付くJAXAの施設はコンプリート。
地上試験用スクラムジェットエンジン。
超高速用ラムジェットエンジンて…、化け物だな。

2014/04/27 14:16 角田宇宙センター

2014/04/27 14:31 角田宇宙センター
機械部品とその解説文の群れに交じって掲示されていた、旧第一海軍火薬廠全体図。

その跡にまず旧NALが研究施設作って、その後旧NASDAも隣に研究施設作って、JAXAになるときに合体!という流れのようです。
H-IIロケットの最終号機・8号機のLE-7エンジンの残骸。
打ち上げ失敗で指令破壊した後、水深3,000mの海底からエンジン回収するだけでもすごいのに、その「失敗例」を誇らしく展示しちゃうあたりがもう最高。
こういう謙虚な研究姿勢が、今日のLE-7Aの高信頼性に直結してるんだねぇ。

2014/04/27 14:35 角田宇宙センター

2014/04/27 14:41 角田宇宙センター
LE-7の液体水素用ターボポンプのカットモデル。
8号機で脆性破壊し、LE-7Aで対策されたというインデューサが右隅に見えます。

ちなみに解説文によるとこのターボポンプ、重さは「約200sでお相撲さん1人程度」だそうな。分かりやすい(笑)。
展示物は屋外にも。
H-IIの第2段燃料タンク。燃焼試験に使われた実機。
タンク外板にのぞき窓が開けられていて、中を見ることができます。
アイソグリッド構造のアルミ削り出し材、かっこよすぎ!

2014/04/27 14:45 角田宇宙センター

2014/04/27 14:55 角田宇宙センター
そういえば、展示物じゃないけど一般人の目に触れるところに、こんなのも。
自分の職場でもミーティングで共有するようにしてるけど、ヒヤリハットは重要だよね。
さて、角田宇宙センターを出、阿武隈川を渡って仙台空港に向かっています。

その途上通りかかった、国6との交差点にあった案内標識には「荒浜」の文字が。
大震災の折、津波被害を伝える報道で何度も何度も聞いた地名。
間違いなく、たくさんの人が亡くなったところ。

その地名がある標識を見、思わずカブを道の端に寄せて、このまままっすぐ進んで良いものか、ためらいました。

ナビられてるだけで、走ろうと思って自分で選んだ道じゃなかったし、物見遊山の旅で通り過ぎるだけというところにも気が引けましたが…、

2014/04/27 15:45 宮県14 亘理郡亘理町

…この旅に出る前に見た、みやぎ復興ツーリズムガイドという
webサイトの片隅に、こんな一文があったのを思い出しました。

宮城の沿岸部の被災地は少しずつですが、元気になってきました。
みなさんのお越しをお待ちしています。


よし、行こう。


2014/04/27 15:56 宮県10 岩沼市
この2か月前、宮城蔵王へスキーしに飛行機でやってきたときに機窓から俯瞰して絶句した海岸線を走ることにしました。

防風林も家々もなくなった海岸線は遮るものがないせいか、冷たい風が吹いていました。

あの大津波から3年経ってがれきは撤去されたけど、"復興"の波はまだここへは及んでないようです。
ちょっと身の引き締まる思いでやってきました、仙台空港RWY27エンド。
ここは伊丹空港の千里川土手にも匹敵するヒコーキポイント、頭のすぐ上を着陸機がかすめていきます。
50人乗りのボンバルディアCRJ200もこの大きさ!

2014/04/27 16:24 仙台空港

2014/04/27 16:41 仙台空港
この日は南風があり、着陸機はみんな風上=進行方向左に頭を向けてやってきます(クラブを取る、と言います)。

と言ってもこんな写真じゃわかんないでしょ?ということで、動画も撮ってみました。

E170でこうですからね、B767とかかなりの迫力ですよ!
出発機と蔵王の山々。

手前に見えているのは貞山堀(貞山運河)に架かる橋の欄干と、大津波になぎ倒された街路灯。

2014/04/27 16:46 仙台空港

2014/04/27 16:52 仙台空港
一大インフラたる仙台空港はきっちり復活してますが、その外周の遊歩道?に関してはあの日のまま。

がれきが片づけられた今、わずかに残るリアルな痕跡に、大津波の破壊力を思い知りました。

さて、日が暮れてきました。
そろそろ今日の幕営地を決めたいところ。

ここから日没までにたどり着けそうなキャンプ場で思い当たるのは、あのキャンプ場。
で、とりあえず電話してみたらつながりました。
ただし管理人さんは「もう帰る」そうなので、名前と人数・バイクである旨を伝え、
利用料500円は郵便受けに入れておくことで話をまとめ、いざ出発。

2か月前にも見たけど……さすがにこういう風景を見せられると胸を締め付けられる思いが。
2014/04/27 17:03 名取市

2014/04/27 17:16 宮県10 仙台市若林区
ただ、すれ違う車の人たちには笑顔も少なからずあり、その様子に少し安堵しました。

復興、厳しい道のりでしょうががんばっていただきたいです。
ということでこれまた5年ぶりにやってきました、長松園森林公園町民の森キャンプ場!

震災でどうなったか心配だったけど、無事に続いてて一安心です。

2014/04/27 18:02 長松園森林公園町民の森キャンプ場

2014/04/27 18:52 宮城郡松島町
さくっと幕営ののち、風呂へ。
キャンプ場からカブで10分、湯の原温泉 芭蕉の湯いやしの館。
その名の通り癒されました。
風呂から帰って、レッツ晩酌。
今日のお酒は猪苗代湖畔白鳥浜のコンビニで買った會津の酒 末廣 Dr.野口カップ。
ラベルに惚れてのジャケ買いだったけど、これがぬる燗で美味い美味い!
同じ飯ごうで湯煎したひじき煮との相性もばっちり。

2014/04/27 21:02 長松園森林公園町民の森キャンプ場

この後、22時頃就寝。
そもそも8℃くらいあってそんなに寒くなかったけど、
燗酒効果に温泉効果も相まって、ホカホカで眠りに就けました。



震災後3年経って、ようやく被災地に足を踏み入れました。
訪れること自体をずっとためらっていましたが、
被災地の人の言葉に誘われて、ようやく訪れることができました。
さらにはこれをレポにすることにも少なからぬ逡巡がありましたが、
「復興」の現状をちょっとでも世間に伝えられるかなと思い、こうやって形にしてみました。
被災地を走ってみて思ったのは、「行って良かった」。
福島も仙台もちょろっと周っただけでしたが、とても楽しかった。
會津のお酒もおいしかったし、震災を経てもなお魅惑のエリアでした。

トラックデータはこちら。
走行距離:287.6km
07:20崎川浜キャンプ場出発→20:10長松園森林公園町民の森キャンプ場に戻る

'14GW東北・北海道(3日目)


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