2008/05/17 能登キャンプツーリング(2日目)


03:30、銀マットからはみ出した腕が冷えて起床。
安物の銀マットでも結構効果あるんだなぁ。


2008/05/17 03:53 山伏山林間野営場
時間が早いので二度寝しようと思ったけど、指折り数えればしっかり7時間も寝てるので眠くならず、起きることに。

ちなみに気温は9℃。
予想して着込んでたので、三千円の安寝袋でもゆっくり休めました。
日の出とともに朝食。
なんてことはない、持参のレトルトご飯&フリーズドライのスープですが、キャンプ場だと一味違います。

2008/05/17 04:35 山伏山林間野営場

2008/05/17 04:48 山伏山林間野営場
ゆっくりとコーヒーを飲みながら迎える日の出。
気持ちいいなぁ。

朝露でびしょ濡れのテントを乾かしたりしながら、のんびり片付け。
見晴らしが良くて、静かで、いいキャンプ場でした。

06:40、朝露に濡れた地蜘蛛の巣輝くキャンプ場を出発。
誰もいない内浦(能登半島の東側)の道を南下。

ときおり道を横断する毛虫を轢きそうになりつつ快走。

2008/05/17 06:53 石県28・珠洲市

2008/05/17 06:58 長手崎灯台
すっごい地味ですが、能登半島最東端の長手崎灯台。

「おはようございます」
「おはようございます」

犬の散歩に来ていた地元のおばさんと、挨拶だけ交わして離脱。
弘法大師が見つけたという観光名所、「見附島」着。
この島には「軍艦島」なる厳つい別名もあります。

…が、この浜が「えんむすびーち」なんて名前で、「愛の鐘」なんぞがある段階でもはやそんなことはどうでもいい感じ(笑)。

鐘を遠慮がちに鳴らしてみたら、結構大きく鳴り響いちゃったので逃げるように出発。orz

2008/05/17 07:23 見附島(軍艦島)

2008/05/17 07:28 珠洲市宝立町
外浦は厳めしい奇岩が多く、いかにも「日本海の荒波に鍛えられた」という景色でしたが、内浦はそれに比べると穏やかで雰囲気のある「町」が多かったです。
珠洲市から穴水町に入りました。
交通量の少ない、ワインディングの続く1車線の県道をご機嫌で快走。

ふと気付くと、対岸に能登島が。
ということで、待避所でちょっと休憩。

2008/05/17 08:28 石県34・穴水町

2008/05/17 08:37 石県34・穴水町
能登半島で何度も見かけた、海際の水田。こんなんで稲は海水の害を受けずに育つんだろうか?

…何回も見るってことは、育つんだろうなぁ。
恐るべし、農家の知恵。
途中穴水の街中で久々に見かけたコンビニに立ち寄ったりしつつ、内浦を気持ちよく流して3時間。
長浦うるおい公園に到着。

正面に「中能登農道橋」こと「ツインブリッジのと」が良く見えます。
あれを渡ると能登島です。

2008/05/17 09:28 長浦うるおい公園

2008/05/17 09:44 中能登農道橋
で、渡ったところにこんな電光掲示板が。
センサーを通過したら「230」→「231」になりました。

タウンメイトでも「1台」、観光バスでも「1台」。
能登島から能登半島を望む。
七尾西湾の向こうに和倉温泉の町並みが見えます。

2008/05/17 09:51 七尾市(能登島)

2008/05/17 09:59 石県34・能登島大橋
能登島入りして15分、能登島大橋を渡って能登半島に戻ります。
和倉温泉と言えば、加賀屋。さすがにデカい。

訪れるのは8年ぶりだけど、町並みをきれいさっぱり忘れてしまっていて、懐かしさゼロ。日帰り湯にも立ち寄らず、写真だけ撮って離脱しました。

2008/05/17 10:04 和倉温泉

望外の好ペースで内浦の海岸線を南下。
天気も良いし景色も良いし、ホント気持ち良いです。


2008/05/17 10:57 石川・富山県境
能登半島最北端を出て4時間ちょっとで石川県脱出。
金沢、なぎさドライブウェイ、外浦、狼煙、内浦…。
気持ち良い思い出しかありません。

ありがとう、石川県。また来ます。
予想より全然早く、道の駅氷見に到着。
どてっ腹に「マイアミ」と大書した観光定置網見物の船が、ド演歌を大音量で流しながら出航する様子を眺めつつ、富山名物マスの寿司で早めの昼食。

出航と同時に港内のカモメが一斉に船にとりつく様は見てて笑えます。

2008/05/17 11:30 道の駅氷見

2008/05/17 12:17 越の潟発着場
次にやって来たのは富山新港の出口、越の潟。

富山新港はもともと海際の湖で、港にするため開削したときに切れた道路を補完するため、富山県が港口に無料のフェリーを運航しています。
自動車やバイクは乗れませんが、原付二種までなら可なのでさっそく乗船。
12:20、定刻通り越の潟発着場を出航。

2008/05/17 12:19 こしのかた

2008/05/17 12:21 こしのかた
いや〜海風が快いなぁ。

正面に建設中の橋が見えますが、あの橋が開通したらこのフェリーは廃止されるそうな。

「乗りたい!」と思った人はお早めに。
「あんた県内の人?」
「いや、神奈川から来ました」
「俺も若い頃これで長野の善光寺まで行ったよ」

カブのお爺さんと話しているうちに、対岸の堀岡発着場に到着。
46トンの小型フェリーで、片道わずか5分と短いですが、やっぱり船旅は楽しいです。

2008/05/17 12:29 堀岡発着場

2008/05/17 12:59 富山駅北口
富山駅。
超ぐるり、中日本」のときは南口だったので、今日は北口(笑)。

このあと南口にも回ってから富山市街を離脱。

国41目指して市街を走ってたら、南海部品を発見。
記念に(?)ドレンワッシャやらバルブやら消耗品の予備を買って、国41へ。

往路にも立ち寄った道の駅細入で休憩。
道路状況を確認すると安房峠は相変わらず「通行止」。帰りも安房トンネルでワープか…。

そうすると夕方には松本に入れるなぁ。
松本在住の大学の同期に「メシを食おう」と電話。

2008/05/17 13:58 道の駅細入

2008/05/17 14:34 国41・飛騨市
往路の安房峠から富山への長い下りも超快走だったけど、復路の富山から安房峠への長い登りも超快走。

この道はいつ・どっちに向かって走っても気持ちいいです。
トンネルの手前で早めに給油し、再び安房トンネルに突入。
朝早かった昨日と違って車の数も多く、場違い感倍増。
構わず平湯から釜トンネル方面へ激走。

2008/05/17 15:25 中部縦貫道(安房峠道路)

この日は土曜日。国158はマイカーや観光バスで渋滞・渋滞・渋滞…。
それでも松本に1時間ちょいで着きました。
そうなると夕食には早いので、同期とはマックでお茶。

小一時間話し込み、お土産にカップ酒とナメタケ貰って松本発。


2008/05/17 18:31 国20・塩尻峠
塩尻から諏訪に向かうべく国20を登ってたら、路面が濡れてる…。
どうやら松本でお茶してる間に雨が降ったような。

いや〜ツイてるなぁ(ちなみに峠の諏訪側はドライでした)。

諏訪・茅野の市街地は混んでたけど、郊外は空いてました。
旅の思い出を振り返りながら、日の落ちた国20を快走。

道の駅信州蔦木宿での夕食。山梨名物ほうとうです。
うん、味噌のお汁ともちもちの麺がよく合うね。

美味しく食べてたら、なんか「バラバラ」と音が。
窓の外を見てみたら…

2008/05/17 19:48 道の駅信州蔦木宿

2008/05/17 20:08 道の駅信州蔦木宿
げえっ!ここまで帰ってきて雨?!

食べかけのほうとうをほったらかして、急いでタウンメイトを屋根の下に移動。
気づくのが早かったので荷台に積んだままのお茶は無事でした…。

食後しばらく待ってみたけど雨は止まず、
群馬まで帰るというライダーとブツくさ言いながら雨装備して、挨拶して出発。

結局帰り着くまで降ったり止んだりだったので、のんびり帰って来ました。



最後の最後に降られたけど、全体的には天気に恵まれたし、
初めてのキャンプも景色も一期一会も、ホントに楽しかったです。

トラックデータはこちら。
走行距離(2日目):584.5km
09:40出発→02:15帰宅

総走行距離:1215.9km


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