〜市電でGo！函館停滞編〜
函館近代建築の夜景巡りから戻って参加した宴会は、 「どうせ明日台風で乗れないから」とみんなバカスカ飲み続け、 旅の話、バイクの話、カブの話、延々話し続けて… | |
 2010/09/03 04:40 函館港西埠頭 | 気がつけば夜が白んでました。 みんなでぞろぞろ、近くの岸壁まで酔い覚ましの散歩へ。 「雨は？台風は？」 「キャンプすりゃ良かったよ」 「滞留せずにフェリー乗って青森に渡れば良かった」 期待外れ(？)の台風に、みんな悪態三昧。 |
5時。散歩からミートハウスに戻る。 宴会もお開きになって、三々五々就寝。 | |
| 9時、目が覚める。 開けっ放しの窓からは、いつの間にか雨音が。 さすがに4時間程度の睡眠では酒も抜けてない。 昨日の決定通り今日は函館で停滞することに。 |  2010/09/03 09:07 函館ミートハウス |
 2010/09/03 10:52 函館市弁天町 | かと言って一日中ライハに引きこもっているのももったいないので、二日酔いのダルい体で函館観光へ。 テーマは「箱館戦争」。 司馬遼太郎『燃えよ剣』が好きなもんで。 お。昨夜登った函館山が見えてるな。 あの山も新政府軍による箱館総攻撃の最初の戦闘があった古戦場だったりします。 |
| ミートハウスから歩いてすぐのところにある、弁天台場跡。 今は「函館どつく」という造船会社の敷地の一部になってます（「どつく」は「ドック」と読みます）。 幕府が建造した対外国軍艦用の砲台ですが、今はほとんど何も残っていないみたい。 標柱にも虎ロープが結びつけられている有様…。 |  2010/09/03 11:00 函館どつく |
 2010/09/03 11:00 函館どつく | 振り返ると、函館山が台場を見下ろしていました。 函館山から新政府軍に見下ろされて、旧幕府軍は面白くなかっただろうなぁ。 |
| 「どつく前」停留所前の商店で、乗り放題の免罪符・市電1日乗車券をゲット。 雨と二日酔いでカブに乗れないから、今日は市電でGo。 |  2010/09/03 11:06 函館どつく前電停 |
 2010/09/03 11:10 函館どつく前電停 | 来た来た。 レトロでいいね。 |
| 函館観光の要衝と言えば五稜郭と、それを見下ろせる五稜郭タワー。 ご多分に漏れず、真っ先にやって参りました。 市電を「五稜郭公園前」で降りる訳ですが、五稜郭までそれなりに歩かされるのには閉口。 二日酔いだし蒸し暑いし…。 |  2010/09/03 11:47 函館市五稜郭町 |
 2010/09/03 12:05 あじさい | 五稜郭公園にたどり着いたところで、まずは塩ラーメン。 窓からラッピーが見えてるけど、二日酔いでハンバーガーとか無理。汁物万歳。 |
| ばばん。五稜郭タワーの展望フロアから見下ろす五稜郭。 あまり戦闘的な印象を受けない、きれいな星型。 ちなみに市電1日乗車券を持ってるとタワーの入場料が1割引き。 |  2010/09/03 12:19 五稜郭タワー |
 2010/09/03 12:23 五稜郭タワー | 函館山と函館市街。 五稜郭の旧幕府軍は、函館山と市街地を新政府軍に占領されて、弁天台場との連携を断たれます。 それを回復しようとした土方歳三は、市中の一本木関門で戦死…。 『燃えよ剣』の描写が、目に浮かびます。 |
| その土方歳三が活躍した「二股口の戦い」を再現したジオラマ？が。 函館から二股口へは、およそ25kmの道のり。 二股口古戦場跡、天気が良ければカブで見に行ったんだけどなぁ。 |  2010/09/03 12:26 五稜郭タワー |
 2010/09/03 13:03 五稜郭 | タワーを下りて、五稜郭へ。 堀はなかなか立派。 だけど、石垣は高くないし、ところどころ土塁だし、やっぱりあんまり厳つくないな。 |
| 五稜郭内をぶらぶらしてたら、雨が上がって日が差してきました。 もしやもう台風一過？拍子抜け。 それに蒸し暑いったらない…。 |  2010/09/03 13:09 五稜郭 |
 2010/09/03 13:12 五稜郭 | 復元されたばかりの箱館奉行所(五稜郭本陣)。 なるほど、写真で見た通り、太鼓櫓が実によく目立ちます。 確かにこりゃ艦砲射撃のいい的になるよな。 郭内の胸壁やら土塁やらを見て満足だったので、奉行所には入らず。 |
| なんだかんだで1時間半も五稜郭にいました。そろそろ次行こうか。 市電でGO！ |  2010/09/03 13:30 五稜郭公園前電停 |
 2010/09/03 14:08 総合福祉センター | 函館駅前で下車。 炎天下を結構歩かされ、こんな案内のあるところに到着。蒸し暑い…。 |
| 土方歳三最期の地碑と、一本木関門。 復元された一本木関門がアレですが、隣の碑には土方の写真といくつもの花が供えられてました。やっぱり人気者なんだね。 |  2010/09/03 14:09 総合福祉センター |
 2010/09/03 14:22 函館市松風町 | 土方最期の地碑からの帰り、道を間違え、北島三郎の歌にも出てくる松風町に出ました。 …これが？ ううむ。北海道経済の現状を見た気が。 |
| 市電に揺られ、函館山の南麓・谷地頭の方へ。 じめじめした空気の中、案内板に従ってえっちらおっちら歩いてやって来ました。 って、入り口がずいぶん寂しいな。 |  2010/09/03 15:05 函館市谷地頭町 |
 2010/09/03 15:09 碧血碑 | 碧血碑。 場所は妙心寺の裏手というか、上というか。 土方歳三ら、旧幕府軍戦死者の慰霊碑。 ゆっくりと手を合わせ… たかったんだけど、雨上がりだからか蚊が大量遊弋！ 写真撮ってサッと手を合わせて即座に退散(汗)。 |
| 以上、見たいところは大体見終わりました。 蒸し暑い中をてくてくてくてく良く歩いたので、汗もかいたし結構疲れました。 市電の旅もいいけど、機動力満点のやっぱカブが楽だわ。 |  2010/09/03 15:38 谷地頭電停 |
市電散歩を切り上げて、ミートハウスに戻って来ました。 どうやら、もう雨も降らなさそう。 谷地頭で見かけた温泉まで、カブで風呂に入りに行こうか。 | |
 2010/09/03 17:36 立待岬 | 谷地頭温泉で一風呂浴びて、すぐ近くの立待岬まで涼みにやって来ました。 水線上にうっすら下北半島らしき影が。 |
| 反対側・函館湯の川温泉方面を望むと、雲間に青空も。 雨、もう大丈夫だろう！ 市電で回り切れなかったところへ、カブで行ってみよう。 |  2010/09/03 17:38 立待岬 |
 2010/09/03 17:51 土方歳三函館記念館 | 土方歳三函館記念館。土方の愛刀・之定を展示しているとかいないとか。 営業時間が18時までらしいので、建物だけ見て中には入らず。 |
| 五稜郭の出城・四稜郭に到着。すっかり日が落ちてしまいました。 四稜郭は箱館戦争時に急造された前線陣地。さぞ戦闘的なんだろうな…。 |  2010/09/03 18:20 四稜郭 |
 2010/09/03 18:25 四稜郭 | っておい、なんだこのなだらかな土塁…。 これが野戦陣地？これで銃砲弾から身を守れんのか？ こりゃ確かにすぐ落ちるわ。 |
降らないと思った雨がまたポツポツ…。 せっかく温泉に入ったのに、体をすっかり冷やしてライハに逃げ帰る。 | |
| ハセストのやきとり弁当を買って帰ったら、ライハに誰もいない…。 よく見ると、テーブルの上に 「みんなで釣りに行っています。来ませんか？」 との書置きが。 やきとり弁当をかき込んで、岸壁へ。 |  2010/09/03 19:19 函館ミートハウス |
 2010/09/03 23:05 函館港西埠頭 | 折戸浜で釣りをしてみる予定で釣り竿を持参していたので、サビキで釣り糸を垂らしてみたものの、全然釣れず…。 台風で風も強いし海も荒れていたからか、5人で4〜5時間やってた割には、釣果は学生の一人が釣り上げたクロソイ1匹だけ。 |
風がびゅうびゅう吹いて寒かったので、途中一時撤退。 学生たちは「寒い寒い」と言いながらも釣り続けているので、 近くのスーパーで買ったトウモロコシを塩ゆでにして差し入れ。 熱々のトウキビ、「ウマイっす！甘いッス！」と好評でした。 | |
貧乏性だから今までは雨だろうがなんだろうが
ひたすら走っていたけど、今日はツーリング人生(？)初の「停滞」。
函館市電でGo！は新鮮で楽しかったけど、
やっぱりカブで周遊するスタイルに慣れてしまって、
電停で市電を待ってる時間、目的地までの数百メートルが
何とももどかしい一日でした。
台風も通り過ぎたし、明日はカブで道内最終日を満喫したいです。
トラックデータはこちら。
走行距離：38.2km
16:40函館ミートハウス出発→19:12函館ミートハウスに戻る
北海道キャンプツーリング(8日目)へ
ツーリングレポート
トップページ