2010/09/04 北海道キャンプツーリング(8日目)
〜快晴快走・道内最終日編〜



04:40 起床。
'10北海道・道内最終日の朝です。

さあ、帰ろう。

一昨日から昨日にかけてかき回してくれた空模様も、今日はまずまず。
同宿のおじさんや学生達を起さないよう、こそこそっと静かに出発準備。

2010/09/04 05:11 函館ミートハウス

2010/09/04 05:14 函館市末広町
05:10 苫小牧へ向けて出発。
見事な朝焼けが、一足先に旅の無事を祝してくれているよう。

さようなら函館。
季節の良いときにまた来たい。
冷涼な朝の空気を胸一杯に吸い込みながら、国278を快走。
道の駅なとわ・えさんで小休止。地図を開いて、ふと気付く。

…北海道・本州最短地点の汐首岬、通り過ぎてんじゃん。

やってもうた(汗)。

2010/09/04 06:20 道の駅なとわ・えさん

2010/09/04 06:42 水無海浜公園
快走なのはありがたいんだけど、この時期で気温が20℃程度だと体も冷えるというもの。
そんな朝にはやはり、温泉。
ということで、水無海浜公園へ。うっかり通り過ぎることもなく、無事到着。

ご覧の通り、干潮時には「海中露天風呂」が楽しめます。朝湯、朝湯!
早朝だし自分の他に観光客の姿は見えない。
よし、今がチャーンス!
無料ながらきちんと整備された脱衣所でくるくると服を脱ぎ、全裸で砂利道を駆け下ってレッツどぼん!

ぬるっ!(汗)

2010/09/04 06:49 水無海浜温泉

この温泉に入ってみたいなと思われた方へ。

・湯船付近は満潮時に海没するので、海藻だらけでヌメヌメです。
脱衣所から湯船に続く下り坂は、特にお気を付けを。

・上の写真の大浴槽の他に、「田」の字型に区切った小浴槽の集合体もあります。
一つ一つ温度がぜんぜん違うので、事前にいい湯加減のトコを探しましょう。

・海際の岩場なので、フナムシの類が多いです。一応ご覚悟を。


2010/09/04 06:55 水無海浜温泉
・たまにカモメも浮かんでます。

2〜3分で出てったけど、縁で休んでから出ていくあたり、温泉慣れしてました(笑)。

以上、水無海浜温泉情報でした。
水無海浜温泉へ干潮の間に着けるよう何も食べずに出た上に、朝湯&一ネタやって、腹ペコです。

鹿部のセイコマで朝ごはん。
残念ながらちくわパンはなかったけど、からあげロールなるものがあったので食べてみる。
道民は変わり種パンが好きなんだなぁ。

2010/09/04 08:07 国278 茅部郡鹿部町

2010/09/04 09:03 茅部郡森町鷲ノ木町
亀田半島の北側を内浦湾(噴火湾)に沿って快走。

JR函館本線・桂川駅近くの、旧幕軍榎本武揚・土方歳三之鷲ノ木上陸地標に立ち寄る。
箱館戦争戦跡見物の続きというか、総仕上げというか。

ここから始まったんだねぇ。
上陸地からは北海道駒ケ岳がよく見えました。

開陽丸から北海道の大地に降り立った土方もこの山を見上げただろうなと思うと、感慨深いものが。

2010/09/04 09:03 茅部郡森町鷲ノ木町

2010/09/04 11:07 道の駅あぷた
さて。
鷲ノ木から国5に乗り、長万部で国37に乗り換え、一気に内浦湾を半周して洞爺湖町までやって来ました。
有珠山の頭がちょこっとだけ見えてます。
有珠山とか昭和新山に寄り道したいけど、苫小牧・夕方発の船に間に合わなくなるので、次回以降のお楽しみに。
その代わりと言っては何だけど、室蘭には寄り道の予定。
まずは入り口の白鳥湾展望台からの室蘭遠望。

天気が良くて眺めもいいし、気持ちいいな。
これであの白鳥大橋が自動車専用道じゃなければなぁ。

2010/09/04 12:02 白鳥湾展望台

2010/09/04 12:32 室蘭市中央町
ちょうど昼時なので、室蘭で昼ごはん。
なんでも室蘭名物・カレーラーメン発祥のお店だとか。
ばばん。では早速!

なんだろう。このザラザラと粉っぽくて、ヌルいスープ…。
ついでに店の人は愛想皆無で、店内には客への注意書きが無数に貼ってあって、なんかね、威圧感がすごいッス。
静寂漂う店内にひとり、あっという間に満腹に(汗)。

2010/09/04 12:42 某店

2010/09/04 13:14 室蘭市入江町
食後、えも言われぬ気持ちを慰めるべく、とある船が係留されているという岸壁へ。

おおっ、「ナッチャンRera」だ!

ちょっとだけ青函航路に就航していた、ウォータージェット推進の高速フェリーです。
きちんと整備されているようだし、よく見ると車両デッキの照明も点灯していていつでも出航できる様子なのに、すっかりお荷物扱いでいる姿が寂しげです…。

ああ、このままでは室蘭の思い出=寂しいところになってしまう!
最後の期待を胸に秘めて、地球岬へ。

オゥイェア!
白い灯台・青い海・緑の草木・まぶしい空!

うたい文句通り、地球が丸く見えるこの大パノラマにテンションも急速再浮上!
水線上の恵山を眺めながら、「今朝はあそこにいたんだな」と思うと、北海道の雄大さがこれ以上ないくらいに感じられました。
やー、室蘭来て良かった。ありがとう地球岬。

2010/09/04 13:33 地球岬

室蘭から苫小牧まではおおよそ40km。
商船三井フェリーから「乗船手続きは17時頃までに」と言われていて、
遅れる訳にもいかないので、室蘭からまっすぐ苫小牧へ。


2010/09/04 15:01 国36 白老郡白老町
道すがら、この旅の最後になるであろう「北海道の風景」に遭遇。

サラブレッドと、樽前山。

バッチリすぎてため息しか出ません。
これだから北海道ツーはやめられない。

また来ます。
ついに苫小牧市突入…。
2010/09/04 15:06 国36 白老町・苫小牧市境

2010/09/04 15:52 セイコマ苫小牧一本松店
苫小牧FTの最寄りのセイコマ、おなじみ苫小牧一本松店で泣きのカツゲン休憩。

だぁー!帰りたくねぇ!!

けど社会人たるもの、帰らない訳にもいかず。
なかばヤケクソで、大洗への船内で飲み食いするものを大量購入。
16:09、セイコマの商品で前カゴをパンパンにしながら、苫小牧フェリーターミナルに到着。

乗船手続きを済ませ、右のミラーの根元に、「大洗行」の札を結び付ける。

以上!
これにて'10北海道、終了!

2010/09/04 16:29 苫小牧フェリーターミナル

2010/09/04 16:40 苫小牧フェリーターミナル
二輪車乗船開始のアナウンスが出、乗船待ちのバイクの列に紛れこむ。

ライダーのひとりひとりに、それぞれの北海道の思い出があるんだろうなぁ。
乗船完了、風呂完了。
いつもは大部屋・二等船室だけど、今回は空きがなかったので、初の二等寝台(カジュアルルーム)。
天井の高さはないけれど、カーテンさえ引いてしまえば、いとも簡単にパーソナルスペースが出現。

大部屋だとひとり飲みははばかられるけど、寝台なら誰の目もない。こりゃいいや。

2010/09/04 17:18 さんふらわあ ふらの

2010/09/04 18:58 さんふらわあ ふらの
定刻より10分ほど遅れて、苫小牧港を出航。

さようなら、さようなら北海道!

乗船が17時前だったせいもあり、
早い時間に風呂も晩酌も夕食も終えて、
何とも早々19時半には就寝。
朝早かった分、船が出ると同時に寝てしまいました。



道内7日間で道北・道央・道南へ。
林道を走ったり、離島に渡ったり、台風に足止めされて
市電で函館観光したりと、盛りだくさんな旅でした。
ただちょっと詰め込み過ぎだったかな…。
キャンプ場の多い北海道だけど、都市近郊にはあまりなくて、
結局2回しかテン泊できなかったし。
この旅はこの旅で楽しかったけど、次回はテーマを絞ります。

トラックデータはこちら。
走行距離:359.1km
05:10函館ミートハウス出発→16:09苫小牧フェリーターミナル着

北海道キャンプツーリング(9日目)


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