2008/09/08 北海道キャンプツーリング(3日目)
〜十勝・釧路快走編〜



北海道の夜はさぞ寒かろうと思ってたけど、
雨のせいか思いのほか蒸し暑く、
さらに近くを流れるせせらぎもうるさくて
ちょこちょこ目が覚め、なかなかよく眠れません…。


2008/09/08 05:21 アポイ山麓ファミリーキャンプ場
05:18、起床。
気温は18℃。内地よりは涼しいけれど、寝袋の「快適睡眠温度域」とやらを軽く超えてます。寝苦しいはずだわ(汗)。
寝苦しい北海道第一夜だったなぁと思いながら、朝ごはん。セイコマのそば。
昼ごはんをガツンと食べる予定なので、軽めです。

2008/09/08 05:22 アポイ山麓ファミリーキャンプ場

2008/09/08 05:39 アポイ山麓ファミリーキャンプ場
ケータイを充電しようとタウンメイトのところへ行く道すがら、砂地のサイトにツーリングテントが2つ。おやっと思っていたら、駐車場にはいつの間にやらSR400とドラッグスターが。
昨夜は21時半以降に着いたのかな?全然気づかなかったなぁ。

3台そろってヤマハなんだけど、乗り手さん方とは結局交流ありませんでした。

のんびり撤収作業して、07:43 アポイ山麓発。
今日は十勝を駆け抜け、釧路も越えて、霧多布岬を目指します。

本日最初の目的地・襟裳(えりも)岬へ向かうべく、国336を南下。
右手に見える海には、コンブ漁の小舟が何艘もプカプカ浮かんでます。日高は昆布の名産地だもんな。

レンズの内側に入ったホコリがぼんやり映っちゃってますね…。orz

2008/09/08 07:46 国336 様似町

2008/09/08 07:54 国336 様似町
獲った昆布はこんな感じで干されます。
こんな感じで道にも落ちてます。
でもさすが名産地、だーれも気にしてません(笑)。

2008/09/08 08:05 国336 えりも町

2008/09/08 08:14 国336 えりも町
北緯42度の碑。ぽつん。

えりもの町を抜け、国336から道道34へ。
原野の真っただ中、キタキツネの横切る道を駆け抜け…

襟裳岬!
霧と断崖が織りなす景色は、壮大というか、荘厳というか。

運が良ければ野生のゼニガタアザラシも見られるらしいけど、いなくてもこの景色が見られれば十分満足です。

2008/09/08 08:35 襟裳岬

2008/09/08 08:39 襟裳岬
「えりもの春は何もない春」と歌われて、地元の人が大反発したという曲の歌碑が(笑)。

作詞した人は襟裳岬に来ることなく書いたに違いない。

巷のツーリングレポートでもあまり触れられてないし、
北海道最南端の岬でも何でもないし、
計画段階で行こうかどうか大いに迷った、襟裳岬。

「何もない」訳じゃないことも分かったし、来た甲斐ありました。

襟裳岬を見た後は、一気に130km北上して帯広へ。

原野を貫く一本道を快走!

2008/09/08 08:58 道道34 百人浜付近

2008/09/08 09:06 国336(黄金道路)
続いて海岸線沿いのワインディングに突入。
その名も「黄金道路」。道路を作るのに、黄金を敷き詰めるようなお金がかかったから付いたんだそうな。
黄金道路を気持ちよく走っていたら、サンタがピース。
でもなんでカントリーサインにサンタ??

※なんでも本場ノルウェー公認・国外初・日本で唯一の町なんだそうな(帰宅後調べ・広尾町公式サイトによる)

2008/09/08 09:20 国336 えりも・広尾町境

2008/09/08 09:36 国336 広尾町
長いトンネルとロックシェッドを潜り抜けたら、霧の中に突然現れた「フンベの滝」。
滝はこれ一本じゃなくて、何十mかの幅で岩肌から染み出していて、ちょっと珍しい。
ノリノリで「黄金道路」を駆け抜け、広尾のセイコマで一休み。100円カップポテト食べたかったけど、まだ揚げてないとのことでカツゲンのみ。

ここまで海霧の漂う海岸線を走ってきたけど、Tシャツ+トレーナー+ウィンドブレーカーで全然寒くもなく、道も流れていて快走そのもの。いや〜いいな北海道!

2008/09/08 09:46 国336 広尾町

2008/09/08 09:58 国336(ナウマン国道)
広尾で海を離れ、内陸の帯広へ向かって一直線!
すっきり晴れて、「北の大地」的な田園風景を満喫。
2008/09/08 10:40 国236 更別村

2008/09/08 10:42 国236 更別村
ときどきでっかいトラクターも走ってます。追い越し注意。

快速に次ぐ快速で、11時過ぎには帯広市入り。
帯広では何ヵ所か立ち寄りたいところが。

ということで、まずは旧国鉄「幸福駅」にやって来ました。
ステキな駅名にあやかって、すっかりアレな感じに観光地化されてます(笑)。

2008/09/08 11:10 幸福駅

2008/09/08 11:13 幸福駅
関西カブツアラーの雄・オックンさんと、神奈川の長距離カブキャンプツアラー・バイツさんのコラボレーションを発見。
幸福駅自体はアレだけど、毎日訪れるサイト・blogの作者さん方の足跡を目の当たりにできて、かなり満足。

ということで、ちょっとだけ参加(笑)。
すぐ近くには「愛国駅」もあります。
こっちは小ぢんまりとしていて、観光地というより、地元の人の憩いの場的な雰囲気。

2008/09/08 11:32 愛国駅

さあて、昼メシ昼メシ。
行きかうライダー・チャリダーとピースしまくりで帯広市街へ。
帯広と言えば、やっぱり豚丼。豚丼と言えば…


2008/09/08 11:53 ぱんちょう
元祖豚丼の「ぱんちょう」!

…絶賛月曜定休。

えーと、実は定休日なのは知ってました。てことで予め目を付けていた他のお店へGO。
ばばん。
帯広長崎屋にある「はなとかち」の豚丼150g・小そば付き。濃いめの味付けの豚肉は柔らかく、かつ香ばしく焼かれていて、箸がどんどん進みます。いやぁ美味かった!

2008/09/08 12:11 はなとかち

2008/09/08 12:44 六花亭
食後、六花亭へ。名物サクサクパイとサービスのコーヒーをいただきます。
このパイ、ホントにザックザクで美味しい。賞味期限が3時間で、お土産にはできないのが玉に瑕。
帯広満喫完了!タウンメイトにも給油して、気温27℃の帯広を後に。115km先の釧路はもう少し涼しいといいな(笑)。

ところで、この辺りからデジカメの不調があらわに。光の強いところだと、ひどく白飛びするようになって…。大丈夫かな?(汗)

2008/09/08 13:12 国38 幕別町

2008/09/08 13:26 国38 幕別町
まさに十勝!まさに北海道!
天気も良いし、寒くないし、気分はもう最高。
ちょっとコンビニ休憩。上陸してからセイコマにしか寄ってません(笑)。

手前の豊頃町で十勝川を渡ったあたりから少し涼しくなったけど、まだまだ暑くて、冷たいリボンナポリンが美味いッス。

2008/09/08 14:03 国38 浦幌町

14時半くらいに、広尾以来の海に出ました。
海際の原野を走る国道38の写真を何枚か撮ったけど、
みんなもれなく白飛びしてしまって使い物にならず…。
デジカメ、いよいよマズいのかなぁ?(汗)


2008/09/08 15:36 JR釧路駅
と思えば、こんな感じで普通に撮れたりもして、よく分かりません。

そんなこんなで、釧路着。
釧路市街には和商市場・幣舞橋・春採湖と見どころも少なくないけど、全部タウンメイトの上から見るだけで、素通り。その割には国44に出るまで延々住宅街を迷走したりして、時間を浪費…。

せっかくだからもう少し落ち着いて釧路見物すれば良かったかなぁ。
釧路市街を出てしばらくすると、丘陵地帯に突入。今日のキャンプ地・霧多布岬を目指して、さらに根室方面へ…

…なんかえらい霧が出てきたんだけど、大丈夫かな(汗)。

2008/09/08 16:22 国44 釧路町

2008/09/08 16:46 国44 厚岸町
なだらかな丘と原野と牧場が織りなす風景は極上。
かえって霧が味わいを極渋にしてくれているのかも。

夕暮れになって薄暗くなってきたけど、流れは良いし、気分は最高。

厚岸市街の手前でGPSの電池が切れたので、
定休日の道の駅厚岸グルメパークに寄って、電池交換。
奈良から来た学生ライダーは今晩ここでキャンプするそうだけど、
私とタウンメイトは予定通り霧多布岬へ。

ちなみにここから先のトラックデータが取れてなかったことに
霧多布岬到着後に気づいて、愕然…。orz

霧多布湿原を突っ切るMGロード。
周りはどこまでも湿原、霧の彼方に消える直線道路…。
すごい風景です。

2008/09/08 17:37 道道808(MGロード)

2008/09/08 17:42 道道123 浜中町
霧のMGロードを駆け抜けたところに、セイコマ発見。食糧・ビールを買い込んでキャンプ場へ。
霧に電灯がにじみ、バンガローの影が浮かぶきりたっぷ岬キャンプ場に到着。

霧のせいで雰囲気は寂しげだけど、サイトには数張りのテントが。「能登キャンプツーリング」以来5泊目にしてやっと「独りきりのキャンプ」から脱却です。

2008/09/08 18:00 きりたっぷ岬キャンプ場

荷物を降ろしてたら、連泊組らしいおじさんが
「お。カブかと思ったら、メイトなんだ」
おおっ、メイトご存知なんですか!

で、スーパーカブ90乗りのお爺さんも交えて話していたら、
芝生のサイトのド真ん中をキタキツネ2頭が疾走。
何度も何度も、ずっとサイトの中を駆け回ってるから、
ずいぶん人に慣れたキツネたちですねと言ったら、
「食糧と革靴、テントの前室に置いといたんじゃ持ってかれるぞ」
…革靴もッスか。ご忠告、ありがとうございます。


2008/09/08 18:44 霧多布温泉ゆうゆ
キツネのかけっこを見ながらテントを設営して、荷物を全部テントに放り込んでから、霧の中をタウンメイトで温泉へ。

いいお湯だったけど、キャンプ場の管理人さんにもらった牛乳無料券をテントに忘れてきてしまい…。orz

着いた時よりもっとひどい霧の道道1039を、キャンプ場へ戻る。
戻ったら、例の連泊組のおじさんが、
「地元の人から差し入れもらったけど、食いきれねぇから手伝ってくれ」
飯ごうの中皿にテンコ盛りに、鮭のチャンチャン焼きをもらってしまいました。

「1日に4回も差し入れもらっちゃって、腹いっぱいでもう食えねぇんだよ。ダイエットしてるのに…」

…すごいキャンプ場だ(笑)。

2008/09/08 19:58 きりたっぷ岬キャンプ場

その後、上の写真の背景に青くぼんやり映ってる、
泉州出身の大学4回生と酒を酌み交わす。
チャンチャン焼き、美味かったなぁ。
て云うか、北海道で「ピチピチビーチ」の話になるとは(笑)。

22:15 就寝。



天候にも恵まれ、北海道らしい景色・道の連続で、
「北海道を走ってるんだなぁ!」という充足感でいっぱいの一日。
明日はいよいよ誰しもが「良い」という道東へ突入。楽しみだ!

トラックデータはこちら(厚岸〜霧多布岬はルートデータで代用)。
走行距離:412.8km
07:43アポイ山麓ファミリーキャンプ場出発→17:35きりたっぷ岬キャンプ場着

北海道キャンプツーリング(4日目)


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